1984年よりプリント配線板製造を行っているRITAエレクトロニクス。リワーク業務では、X線検査や電気検査を行っています。
RITAエレクトロニクスで使用しているリワーク装置は、Kurtz Ersa社製の「IR/PL550」。小~中サイズ基板の様々な表面実装部品や、スルーホール実装部品のリワークに対応しています。非接触温度センサーによるプロファイル自動追従制御加熱を備えているので、基板への熱負担が少ないという特徴も。
RITAエレクトロニクスのリワーク作業はまず、取り外し対象以外の部分にマスキングを行い、取り外し対象部の加熱条件を設定して、BGAを取り外します。その後、基板上に残ったはんだを丁寧に除去します。
交換するBGAのバンプ上に専用治具を置き、クリームはんだを転写。プリント基板上のパッドに交換BGAパッケージを装着し、BGAパッケージに温度プロファイルを計測しながら加熱していきます。基板機種ごとに温度プロファイルを作成しているので、温度プロファイルの提出も可能です。
最後に、X線検査で全数、全ピン確認していきます。電気検査が可能な場合は電気検査による確認も実施しています。
このサイトでは、RITAエレクトロニクスのようなリワーク受託業者(EMS)だけでなく、リワーク装置メーカーも紹介しています。
トップページではリワーク作業を内製化したい、修理センター立ち上げに際しリワーク装置を導入したいなど、リワーク作業の頻度が多い会社向けに、おすすめのリワーク装置メーカー3社を紹介していますので、ぜひご覧ください。
RITAエレクトロニクスは1984年に設立したアイカ工業株式会社のプリント配線板事業が、2014年に独立して発足したプリント配線板総合メーカーです。
プリント配線板製造は1984年より開始。長い歴史とその実績に裏打ちされた技術力でサポートしてくれます。産業、放送、通信、医療、カーエレクトロニクス等の分野のクライアントに対し、パターン設計・シミュレーション、試作から量産までのプリント配線板製造・部品調達・実装、および開発段階における電気的な性能に関するコンサルティングを行なっています。
プリント配線板製造のほか、クライアントの実機における信号伝送やノイズの問題に対して、RITAエレクトロニクスの電子計測器やシミュレーションソフトウェアを活用し、問題の同定や改善提案などを行うコンサルティング業務も実施。信号伝送やノイズ対策に対応したプリント配線板の回路設計、およびパターン設計・シミュレーションも行っています。
産業全般、医療、通信など、分野のニーズに合わせたプリント配線板を供給しながら、開発から実装までのワンストップソリューションを提供。部品調達も行い、少量多品種から量産、短納期にも対応可能です。
住所 | 愛知県名古屋市東区葵3-15-31 千種ニュータワービル14F |
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電話番号 | 052-930-6151 |
会社設立年 | 公式HPに記載なし |
公式HPのURL | https://www.ritael.co.jp/ |
【サイトに掲載する会社について】
2021年11⽉時点、Googleで「リワーク装置」と検索し、検索結果10ページまでに表示された、リワーク装置メーカー9社、リワーク受託業者(EMS)19社をこのサイトに掲載しています。
本サイトに掲載する各社の情報は、公式HPを情報元としています。
【3社の選定理由】
メイショウ…「スキルレスな位置合わせ機能」「自動はんだクリーニング機能」「テスト基板不要の温度プロファイル機能」といった、スキルがない人でも操作可能な機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い(標準仕様)。
ダイナテックプラス…世界130ヶ国以上に装置を展開しており、ツール型からステーション型まで9種類の製品を提供している(2021年11⽉時点) 。
シンアペックス…「フルBGAパターン」「ペリメーターBGAパターン」「千鳥パターン」「リードパターン」といった、ピッチにあわせてはんだ除去する機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い。