日本語への対応やアフターサービス・保守体制、トラブル時の対応、ショールームでのデモの可否など、リワーク装置メーカーの違いを比較して、信頼できるメーカーを選ぶようにしましょう。
リワーク装置の導入時、とくに、はじめて導入する場合には、わからないこともたくさんあるので、メーカーに問い合わせることも多くなります。そのような場合、日本語に対応していないと、時間や手間がかかってしまい、スムーズに稼働させることができないということも。
稼働後も、万一のトラブル時などの際、海外のメーカー元に問い合わせる可能性もあります。大抵の場合、日本の代理店がしっかり対応してくれますが、細かい技術的な問い合わせになってくると、意思の疎通がうまくいかず、トラブルを解消するまでに時間がかかり、業務が滞ってしまうということもあります。
リワーク装置は、海外メーカーのものも多いのですが、海外メーカーのものを選ぶ際は、日本語に対応しているかどうかを確認しましょう。
リワーク装置は機械ですから、いつ、何が原因でトラブルが起こるかわかりません。そのため、導入後のアフターサービスや保守体制についての確認も欠かせません。
メーカーによっては、アフターサービス専門の部署などが設置されているところもあります。定期的な点検を行うことで、装置に不具合が出る前にトラブルの芽を発見して早期に対処してもらうこともできるので、大きな故障につながりにくくなります。
リワーク装置稼働後、基板トラブルが発生した場合や、基板を搭載している機器のリコールなどが生じた際に、サポートしてもらえるかどうかも、メーカー選びのポイントになります。
実際に基板修理を行うのはリワーク装置を購入した側ですが、基板不良発生時やリコールの際には、多種多様な基板を大量にリワークすることになるため、イレギュラーな事態も起こりえます。
そういった際に、リワーク装置を自社工場で生産しているメーカーであれば、直接メーカーに相談することができ、スピーディーに対処してもらうことができます。中には、技術スタッフが直接対応してくれるところもあるので、具体的な問題を迅速に解決することができます。
リワーク装置のメーカーによっては、ショールームやテストルームで、デモができるところもあります。デモを行うことで、装置の性能や扱いやすさなどを確認することができます。
高価な機械なので、導入後に後悔することのないよう、可能な限りデモを行うことをおすすめします。
ここでは、リワーク装置メーカーを選ぶ際にチェックしておくべき会社の違いについてまとめてみました。
機械製品については、常に故障のリスクが伴いますから、アフターサービスの充実度やトラブルの際の対応は必須です。
その他のページでは、リワーク装置メーカーやリワーク受託業者(EMS)の特徴、リワークの基礎知識からリワーク装置の選び方まで、リワークにまつわることを幅広く紹介しています。
トップページではおすすめのリワーク装置メーカー3社を「特徴別」に紹介していますので、メーカー選びの参考にしてください。
【サイトに掲載する会社について】
2021年11⽉時点、Googleで「リワーク装置」と検索し、検索結果10ページまでに表示された、リワーク装置メーカー9社、リワーク受託業者(EMS)19社をこのサイトに掲載しています。
本サイトに掲載する各社の情報は、公式HPを情報元としています。
【3社の選定理由】
メイショウ…「スキルレスな位置合わせ機能」「自動はんだクリーニング機能」「テスト基板不要の温度プロファイル機能」といった、スキルがない人でも操作可能な機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い(標準仕様)。
ダイナテックプラス…世界130ヶ国以上に装置を展開しており、ツール型からステーション型まで9種類の製品を提供している(2021年11⽉時点) 。
シンアペックス…「フルBGAパターン」「ペリメーターBGAパターン」「千鳥パターン」「リードパターン」といった、ピッチにあわせてはんだ除去する機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い。