リワーク装置を導入するにあたり、リワーク装置の比較や、リワーク装置メーカーの比較は欠かせません。装置やメーカーを比較検討する際、どのような点に注目したらいいのか、どのような装置やメーカーを選べばいいのか、チェックすべきポイントについてまとめています。
リワーク装置を選ぶ際、まず気になるのは価格です。精密な作業を行う業務用の装置なので、当然、価格も高価になるのですが、だからといって少しでも安いものを購入しようと考えるのは危険です。その装置が安いのには理由があります。
対応できる基板サイズや作業が限られていたり、仕上がりに差が出てくるということも、ないとは限りません。リワーク装置を比較する際は、その装置が自社の基板等に対応しているか、行うべき作業ができるのかなど、価格だけでなく、性能とのバランスを見た上で選ぶようにしましょう。
リワーク作業は専門的なスキルや知識がないとできないと思われがちです。確かに、精度の高さが求められる作業なので難易度の高さはあるのですが、だからこそ、リワーク装置には初心者でも扱えるような製品設計がなされているものをおすすめします。
リワーク作業について、高度なスキルや知識を持った人しか扱えない装置では、担当者が不在の場合、業務が滞ってしまったり、ストップしてしまうというリスクがあります。
また、リワーク作業で扱う電子基板や電子部品は、日々、多様化・複雑化しています。そのため、これまで使用していた装置では対応しきれなくなるというケースも出てきます。装置にオプション追加などの拡張性があると、そのような場合にも柔軟に対応することができ、業務の幅も広がります。
リワーク装置メーカーを選ぶ際のポイントとしては、まず、日本語に対応していること。装置導入時やトラブルが生じた際、日本語に対応していないと、スムーズなやり取りができず、解決までに時間を要し、業務に支障をきたしてしまいます。リワーク装置は海外メーカーのものも多いので、日本語に対応しているかどうかは必ずチェックするようにしましょう。
アフターサービスや保守体制が充実しているかどうかも重要です。定期的な点検を行うことで、不具合が起こりそうな箇所を早期に発見することができます。トラブルが起こる前に対処できれば、業務が滞ったり、ストップしてしまうという事態を回避することができます。
ショールームやテストルームなどで、装置のデモができるかどうかも確認しておきましょう。事前に装置を試すことで、装置の性能や扱いやすさなどを確かめることができるので安心です。
【サイトに掲載する会社について】
2021年11⽉時点、Googleで「リワーク装置」と検索し、検索結果10ページまでに表示された、リワーク装置メーカー9社、リワーク受託業者(EMS)19社をこのサイトに掲載しています。
本サイトに掲載する各社の情報は、公式HPを情報元としています。
【3社の選定理由】
メイショウ…「スキルレスな位置合わせ機能」「自動はんだクリーニング機能」「テスト基板不要の温度プロファイル機能」といった、スキルがない人でも操作可能な機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い(標準仕様)。
ダイナテックプラス…世界130ヶ国以上に装置を展開しており、ツール型からステーション型まで9種類の製品を提供している(2021年11⽉時点) 。
シンアペックス…「フルBGAパターン」「ペリメーターBGAパターン」「千鳥パターン」「リードパターン」といった、ピッチにあわせてはんだ除去する機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い。