SMTリワーク装置、はんだクリーナーなど、リワーク業務におけるさまざまな機器を取り扱っている三協電精。リワークのこだわりと企業の特徴についてまとめています。
三協電精で使用しているSMTリワーク装置は、デンオン機器株式会社製の「SD-3000II スポットエアー方式SMTリワーク装置」。QFP、SOP、PLCC、PGA、BGA、コネクターDIP等、多種形状の除去作業およびはんだ付け作業に、ノズルヘッド交換なしで対応。非接触方式なのでトラブルもなく、タイマー内蔵のため、加熱オーバーによる基板および周辺部分へのダメージを防ぎ、誰でも安心して使用できるSMTリワーク装置です。ノズルのX-Y方向トレース幅は、0~50mmの範囲で任意に設定可能です。
このサイトでは、三協電精のようなリワーク受託業者(EMS)だけでなく、リワーク装置メーカーも紹介しています。
トップページではリワーク作業を内製化したい、修理センター立ち上げに際しリワーク装置を導入したいなど、リワーク作業の頻度が多い会社向けに、おすすめのリワーク装置メーカー3社を紹介していますので、ぜひご覧ください。
1969年創業の三協電精株式会社。基板修理事業のほか、鉄道関連事業、航空宇宙関連事業、海外商品販売事業などを展開しています。
技術継承者とシステムインテグレーターという2つの機能を持ち、多様化する産業界において、三協電精の存在意義、存在価値を追求し、日本経済の発展と快適な環境づくりへの貢献を目指しています。
SMTリワーク装置のほか、残留はんだの除去用に、BGAはんだクリーナー「SHC-770」を使用。専用のはんだ吸い取りシートを使い、基板面の残留はんだを20~30秒で除去することができます。
リフロー炉として使用しているマイクロコム社の「RTTS-555」は、リフロー炉をはじめ、高温炉内の温度プロファイルをリアルタイムでカラー表示できるプロファイルアナライザー。計測し始めたら、データ送信機からワイヤレスでデータを送信し、受信機が取得したデータから、適切な温度プロファイル算出します。その間の温度変化をパソコン画面でモニタリングでき、データはパソコンに全て取り込まれているので、データの再生、プリントアウトを自由自在にすることができます。
炉内の温度計測システムは、マイクロコム社の「Fire Bird Series」。ワークに取り付けられたセンサーと一緒に、耐熱ロガーが高炉内を移動して温度を計測し、計測した温度データはロガーに取り込まれて保存されます。
さらに、LED放熱塗料として、NCK株式会社の「Adgreencoat(アドグリーンコート)」を採用。放熱にこだわって開発された冷めやすい塗料で、精密機器の熱対策に用いられているナノ・ファインセラミックスを建材塗料に応用したものです。室内への熱ごもりを抑えるので、空調への負荷を低減し、特殊セラミックスを原料にしているので、汚れが付きにくく、耐久性に優れているという特長があります。
住所 | 神奈川県川崎市中原区丸子通2-447 東神電工ビル4F |
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電話番号 | 044-322-8460 |
会社設立年 | 1969年 |
公式HPのURL | http://sdk.jpn.com/ |
【サイトに掲載する会社について】
2021年11⽉時点、Googleで「リワーク装置」と検索し、検索結果10ページまでに表示された、リワーク装置メーカー9社、リワーク受託業者(EMS)19社をこのサイトに掲載しています。
本サイトに掲載する各社の情報は、公式HPを情報元としています。
【3社の選定理由】
メイショウ…「スキルレスな位置合わせ機能」「自動はんだクリーニング機能」「テスト基板不要の温度プロファイル機能」といった、スキルがない人でも操作可能な機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い(標準仕様)。
ダイナテックプラス…世界130ヶ国以上に装置を展開しており、ツール型からステーション型まで9種類の製品を提供している(2021年11⽉時点) 。
シンアペックス…「フルBGAパターン」「ペリメーターBGAパターン」「千鳥パターン」「リードパターン」といった、ピッチにあわせてはんだ除去する機能がリワーク装置メーカーの中で最も多い。