リワーク装置を導入する際には、いくつかの製品を比較することになると思います。その際、どの点をチェックすればいいのか、リワーク装置を比較する際のポイントについてまとめています。
リワーク装置を検討する際、大事な比較要素となるのが価格。リワーク装置は工業用の機械なので、価格も高価です。そのため、つい価格の安いものに目がいきがちですが、価格だけでなく、性能もしっかりチェックする必要があります。
そのリワーク装置が、自社たちにとって必要な性能・技術を備えているのか、そのリワーク装置でどのような作業まで行うことができるのか、どのような部品に対応しているのかなども確認した上で、選ぶようにしましょう。
導入した後で「求めているリワーク装置と違った」「対応している部品や基板が限られていた」というのことのないよう、さまざまな製品を比較し、リワーク装置の価格が単に安い、高いというだけでなく、価格と性能のバランスが合っているのかも考慮した上で選ぶといいでしょう。
リワークは、専門性が高く、それなりのスキルや知識を持っていないと作業ができないと思われがちです。実際、リワーク作業に携わるという経験をすることはなかなかありませんし、細かく、精度の高さが求められる作業なので、難しい部分も確かにあります。
しかし、リワーク装置の中には、専門的なスキルや知識を持っていなくても、扱えるものもあります。たとえば、これまで手間と時間がかかっていた、部品の位置を合わせる作業や、温度設定などの作業を短時間で、そして自動で行うことができるというものもあります。
リワークについて専門的なスキルや知識を持つ人がいなくても扱える装置を選ぶことで、誰もが安定したリワーク作業を行うことができます。
取り扱う電子部品によっては、既存のリワーク装置で対応しきれないこともあります。そのような場合であっても、問題解決のための専用ツールを設計・製造するなどの特注対応ができれば、リワークをあきらめることなく作業することができます。
また、電子基板や電子部品は、日々、多様化・複雑化しています。そうした変化に対応するためにも、導入後に新たな機能をオプションで追加できるものを選ぶことをおすすめします。
たとえば、新たな加熱方式を追加して部品によって加熱範囲を変更したり、部品を追加することでできるようになる工程が増えたり、さらに細かい部品にも対応できるようになったりします。高解像度カメラを取り付けることで作業性がアップする、というケースもあります。
ここでは、リワーク装置を導入する際にチェックしておきたい比較ポイントについてまとめてみました。導入後もスムーズな業務を行うためにも初心者でも扱える製品設計であること、日々進化していく電子部品に対応できる拡張性を持っていることは、とくにチェックしておきたいポイントです。
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トップページではおすすめのリワーク装置メーカー3社を「特徴別」に紹介していますので、メーカー選びの参考にしてください。
リワーク装置の新規導入・追加(入れ替え)にあたって、リワークが必要な対象製品ごとに、
おすすめのメーカー(海外メーカー代理店含む)及び製品をご紹介しています。
基盤が使われている製品によって特徴や仕様が大きく異なるので、
適切なリワーク装置を導入して作業効率の最適化を図りましょう。