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QFPの基板リワーク

QFPはコストパフォーマンスが高く設計もコンパクトであることから、さまざまな電子製品に使用されています。ここではQFPの特徴やQFPの基板リワークを行う際のポイントを紹介します。

QFPとは

QFPは、どういった役割を持った部品なのでしょうか。概要から紹介します。

役割

QFPは、リードがパッケージの4方向から出ており、正方形もしくは長方形の形をしています。リードがガルウィング型である点が特徴のパッケージです。

ピンのピッチにはさまざまな種類があり、QFPの後につく数字が、ピンの数を表しています。集積回路を実装する場合、ボンディングワイヤの接続・モールド樹脂加工を行い、封止します。

QFPパッケージは、電気通信機器・電化製品などを含め、電子機器には多く用いられています。「QRP」の前にアルファベットがつくことで、種類が変わります。アルファベットがリードの保護を指す場合、ピンピッチを示す場合、パッケージの取り付け高さを示す場合とそれぞれ意味が異なります。

QFPの豊富な種類の中から、用途に合わせたQFPが使われているのです。

QFPの基板リワークを行う際のポイント

リワーク機を使って取り外し

QFPの取り外しは、リワーク機を使用するのがポイント。リワーク機で過熱をする場合は、以下のメリットがあります。

リワーク機を使って新たな部品を実装する

新たな部品を実装する際も、リワーク機を使いましょう。上記2点のポイントは、取り外し時のみならず実装時も大切なポイントです。

接合部分はしっかり検査

実装を行った後は、目視とX線検査で接合の状況をチェックします。部品の状態に問題がなければ、完了です。

QFPの知識を確認して基板リワークを行おう

QFPがどんなものなのか、どんな役割を果たしているのかを知ると、基板リワークの際に気を付けるべきポイントも理解できるでしょう。QFPのリワーク時、適した温度調整を行うために、リワーク機は必須です。

以下のページでは、リワーク装置の特徴から選べるようにおすすめリワーク装置メーカーを紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

メーカーと装置の特徴で選ぶ
おすすめリワーク装置メーカー3選

【対象製品別で
分かりやすい!】
リワーク装置メーカー/
取り扱い業者3選

リワーク装置の新規導入・追加(入れ替え)にあたって、リワークが必要な対象製品ごとに、
おすすめのメーカー(海外メーカー代理店含む)及び製品をご紹介しています。
基盤が使われている製品によって特徴や仕様が大きく異なるので、
適切なリワーク装置を導入して作業効率の最適化を図りましょう。

素早く大量に修理を行う
家電・自動車部品向け
メイショウ
メイショウ_MS9000SE
引用元:メイショウ公式HP
(https://www.e-meisho.co.jp/topproducts/次世代リワーク装置 ms9000se pc/)
製品名:MS9000SE
おすすめの理由
作業時間と教育コストを大幅カット!
  • 自動位置合わせ機能により、スキルレベルに依存せず品質を担保。さらに複数人作業時の仕上がりのバラつきも予防
  • サンプル基盤不要の温度プロファイリング自動取得機能と非接触吸引ノズルにより、短時間ではんだクリーニングが可能。ランドパターン剥離の心配もなし。

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大型基板や特殊部品の多い
工業用FA・産業機械向け
Ersa
(代理店:ダイナテックプラス)
ダイナテックプラス_HR 600 XL
引用元:ダイナテックプラス公式HP
(https://dynatechplus.co.jp/rework-systems)
製品名:HR 600 XL
おすすめの理由
規格外品や特定条件にも柔軟に対応!
  • 縦横625mm/厚み10㎜までの大型基板や、鉛フリーBGAにも対応。
  • 下中波長IRヒーターにより大幅に⊿tを抑え、熱疲労による破損リスクを低減。上部にIR+エア式800W、下部にIR600W×25個を搭載し、大型基盤でも同時複数個所の作業が可能。

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緻密精巧な作業を要する
医療・通信機器向け
ジャパンユニックス
ジャパンユニックス_JNA-9B
引用元:ジャパンユニックス公式HP
(https://store.unixjbc.jp/item/149/)
製品名:JNA-9B
おすすめの理由
ミリ単位の職人技をハードでサポート!
  • ヒーティングエレメントのノズル径はわずか1.0mm、こて先からグリップまでの距離も最小18mmまで縮小することで、0402/01005などの極小チップのはんだ付けに対応。
  • HDI基板やSMD部品の交換など、拡大鏡を用いる手作業に真価を発揮。

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